中国ネットユーザー驚愕のガリガリ君値上げ謝罪CM
ガリガリ君などの販売で知られる赤城乳業が
同社の人気商品である「ガリガリ君」の
4月1日からの値上げに伴ったCM動画を発表したことが
中国のネットユーザーの間で反響を呼んでいるといいます。
アイスの価格は現在が一個100円以上が当たり前の
時代にあって、ガリガリ君は小さな子供でも買えるようにと
1本60円の低価格を貫いてきました。
しかし今回、軸の棒の資材となる白樺の高騰により
やむなく60円→70円の10円の値上げに踏み切りざるを
えなくなりました。
たった10円、されど10円です。
大人にとっては、たかがアイスの10円の値上げなんて、
他のあらゆる物価が上昇している現代では
それほど大した問題ではありません。
ガリガリ君のメインの消費者である当の子供たちにとっても
日常的に100円以上のアイスの方がスタンダードでしょうから、
子供たちにしてみても、今の時代において
10円程度の値上げは大きな問題ではないかも知れません。
しかし赤城乳業は、自社のアイスを買ってくれる
子供達に ”申し訳ない” という気持ちを
示さずにはいられず、今回のようなCMを発表したのでは
ないかと思います。
いやらしい見方をすれば、この謝罪(風)CMも
回り回って自社のイメージアップに貢献するでしょうから
そういった目的あることも皆無だとは思いません。
しかし、赤城乳業は低価格帯の商品で他社との差別化を図る
庶民の強い味方の企業です。
たった10円の値上げで社長を筆頭に社員が揃って
お詫びをするなんて、日本のバ◯政治家に
見習ってもらいたいくらい
潔く格好良く真摯な姿勢だと思います。
ガリガリ君(キャラクター)が「ごめんね〜!!」なんて感じで
謝るCMも考えられたと推測しますが、
結果的にスーツを着た大人たちが頭を下げるという
このCMの形が大成功だと感じます。
「みんなのお友達のガリガリ君(キャラクター)は何も
悪くないよ、悪いのはおじさん達なんだよ」と
訴えかけてくるようで、子供達に真摯に向き合っている
態度が何とも好感が持てます。
まぁ、あまりにもお堅い内容では子供がドン引きして
しまうことを考慮したのでしょうか、
BGMには高田渡さんの1973年発表の幻の名曲
「値上げ」が使われており、牧歌的で
どこか癒されてしまうような優しいテイストのCMに
見事に仕上がりました。
この謝罪動画は中国のネットユーザーの目に止まり、
「恐るべき民族」
「感服せざるを得ない」
「だから日本は強い」
「感動して泣けてくる」
「これぞ良心」
「中国の企業にも見習ってほしい」
「みんな日本に買い物に行くのも理解できる」
「中国もこれができるようになったら先進国」
「政治的な立場を抜きにすれば、日本人や日本企業のこういう姿勢は好き」
などの賞賛の声が上がっているそうです。
何だか嬉しくなりました。