阿智村の星空

伸び悩む温泉観光地に新しい観光の目玉を

長野県阿智村は環境省が定めた「星が最も輝いて見える場所」。
つまり日本一星が綺麗な村です。

今回はこん星空の村の観光政策からビジネスのヒントを
考えて見たいと思います。

もともと阿智村は温泉地と冬場のスキー場が観光の主軸でしたが、
近年では客足が頭打ち状態となり、頭を悩ませていたそうです。

しかし、平成18年に「星が最も輝いて見える場所」に認定されたことで
星空を観光の目玉にしようと、実行委員会が立ち上がりました。
星空を眺めるツアーをすれば全国から観光客が訪れて
村が活性化するのではないかと考えられた訳です。

しかし、地元の旅館からは、宿泊客を夜中に外へ連れ出すなんて
危なくて賛成できないという理由から当初は協力や理解を得る事は
出来なかったと言います

それ以前に地元の村人は毎日当然のように目にしている
自分たちの里の夜空の景色に観光的な価値があるという風に
考えることが難しかったようです。
「わざわざ星を見に来る客なんているわけないだろう」と
ほとんどの住民が思っていました。

説明会を開いても参加してくれた住民は10名もいない程度、
事務局の人数の方が多いという状況でした。

ツアーガイドを募集しても、給与がいいからという理由で
集まった、星のことなどほとんど知らない素人が3名
応募してきただけ。人材不足のため全員採用です。

そんな前途多難な環境の中でも実行委員の方々は地道に準備を進め、
2013年に星空ナイトツアーをスタートさせました。

初日に訪れた観光客はわずか2名でした。

しかし2014年に写真ガイドブック「死ぬまでに行きたい! 世界の絶景 日本編」
に掲載されたことを機に、客足が増加しだしました。

実行委員もゴンドラの色をメルヘンチックにしたり、
カウントダウンをして照明を落とす演出をしたり、
暗闇では同伴者同士で手をつないでもらうようにしたり、
アイデアを出し合って様々な趣向を凝らしました。

その後メディアで取り上げられる機会も増え、
2012年には6,000人だった観光客が2013年には22,000人、
2014年には33,000人、2015年には60,000人以上が星空の里に足を運びました。

ある日事務局にツアー参加者からこんな手紙が届いたそうです。
ツアーに母親と参加した男性は星空を見ながら50年ぶりに
母親と手をつなげたことに感謝しているという旨の手紙でした。
母親の手がこんなにも小さかった(小さくなった)ことに
涙が溢れると同時に、手をつなぎながら見た星空の壮大な美しさは
一生忘れることのできない大切な思い出となりました、
こんな時間と空間を演出して頂けたツアーに心から感謝しています‥
との内容でした。

これからも阿智村の星空ナイトツアーには日本一の星空を
見に多くの観光客が足を運ぶことでしょう。

星空ナイトツアーの成功例から学ぶ

この阿智村の事例は観光ビジネスV字回復の成功例として見ると
多くの学ぶべきポイントがあります。

自分と他者の価値観の違いに気付く

まず「星空」という売りがあることに地元住民は中々気付くことが
出来なかったということです。
本人たちにとっては当たり前の環境になっていると、
その価値には中々気づきにくいということの一例です。
ネットビジネスにおいても、あなた自身の他者との差別化は
重要な要素となりますが、自分には個性なんかない、
人に誇れるものなんかない、と考えている人はもう一度
自分自身の個性を見つめ直してみましょう。
あなたにとっての当たり前を知りたい人は必ずいるのです。
趣味や特技や職歴や知識、何にもないなんて人は絶対にいません。

成功を信じ続ける

次に実行委員の人たちが、周囲の冷ややかな目線を受けながらも
星空の観光化を必ず実現させるという強い信念を持ち続け、
逆境に耐え抜き形にして大成功させたという点です。
アフィリエイトでも、稼げないうちは周囲の目は冷ややかですし、
孤独な作業を毎日続けなければなりません。
しかし、必ず稼げるという信念を持ち続け、ブレることなく
ゴールを目指せば成果に結びついていくのがアフィリエイトです。

喜んでもらうために尽くす

ツアー参加者からの手紙を読んで実行委員の人は涙が止まらなかったそうです。
参加者の方々に喜んでもらうために全力で尽くした結果、
参加者から心から感謝を表した手紙が届いたのですから、
これ以上の喜びはないでしょう。
アフィリエイトも「稼ぐこと」よりも最優先に考えなければならないのは
有益な情報を提供してユーザーに「喜んでもらうこと」です。
その結果がたまたま収益につながるだけです。
ユーザーに役立つこと、喜んでもらうこと、感謝されることに
焦点を当てていきましょう。