山口智子さんの「産まない選択」に大きな反響

女優の山口智子さんが、
雑誌「FRaU」(講談社)3月号のインタビューの中で、
「子どもがいる人生を望んだことはない」と語り、
反響を呼んでいるとのことです。

高齢化問題と並行して進む現代の日本の少子化問題。

女性の社会での多様性に伴い、子どもを産まない女性は
一時代前とは比べものにならないほど増加傾向にあります。

キャリア女性が増えたことによる晩婚化や未婚者の増加、
経済的理由による無子者という選択、
身体的理由により諦めざるを得ない夫婦、など
その理由は様々かと思いますが、
今回山口さんがインタビューで発言した内容から
そのスタンスが広く女性に支持されています。

一言で言うなら ”ポジティブな「産まない」選択” 。

子供を持たない理由・事情を
「産まない」「産めない」「産む選択ができない」
という3つに大別したとすると、
山口さんは「産まない」ことを選択した女性ですが、
子ども持たないライフスタイルを自分自身が強く望んだからだと言います。

女性の社会進出を肯定し歓迎しているかのように見える今の日本の社会ですが、
正直なところ根底には旧来の男社会の影や女性への偏見が根強く残っています。

働きたい女性が安心して働き、思い描いたライフスタイルによって
自己実現できるための社会的サポートは未成熟なままですし、
子供がいない既婚女性に対しては疑問に感じる男性が大多数です。

女性は結婚したら子供を産むもの、産んで育てるもの、
というステレオタイプの価値観が潜在的にはびこっています。

子供を作らないことは推奨されることではありませんが、
否定されることでもありません。その逆も然りです。

山口さんの言うように、
人はそれぞれ色々な選択ができていいはずですし、
それぞれの選択に対して周囲の人間や社会が
非難をする権利など、本来どこにもないはずなんです。

考え方や価値観が多様化した現代において、
人間なら(結婚したら・男女なら)本来は子供をもうけるべき、という
生物学な子孫繁栄至上主義の思考は一見ノーマルなように見えますが、
人間だからこそ、他の動物とは違う考え方の多様性を持ち
社会を形成してきた結果の今現在があるわけですので、
この「産まない・産めない・選択できない」という
女性がマイノリティーでなくなりつつある社会の誕生というのは
少なくても日本という社会の受け入れるべき進行形の姿そのもの
ではないでしょうか?

当サイトはネットビジネスがテーマのサイトですので、
ビジネスの面で捉えるなら、
今後は今以上に子供を持たない女性が増えていくことを見据え、
そういった女性(または夫婦やシングルマザー)の方を
対象としたサービスへのニーズが高まっていくものと予見できます。

介護の世界では実用化の研究が進んでいる子供型やペット型のロボット
というのがありますが、子どもなし世帯にも同じようなニーズが
潜んでいるかも知れませんし、血縁関係のない新しい家族形態の
模索も今以上に進みビジネス化してくることも想像できます。
冠婚葬祭ビジネスも様々な変容をしてくるでしょう。

いずれにしろ、全ての女性が自分らしく堂々と生きられる社会が
早く実現することを望んでやみません。

ちなみに私は男ですが、男にとっても決して今の社会の常識やシステムが
100%都合がいいものではありません。

女性の問題でも男性の問題でも、いつでも社会全体で考えていけたらいいですね。
日本は先進国なんですから、本当ならとっくにそうなっていなければ
ダメなんですけどね‥‥。

最後までお読みくださりありがとうございました。